2026/11/04 15:00

この記事の結論

ダイニチ加湿器の汚れは色で原因と対処が変わります。白・クリーム色は水道水のミネラルの結晶でクエン酸洗浄、茶色・黄色・黒っぽい変色はミネラルと水や部屋の汚れが付いたものでクエン酸(臭えば重曹)、点々とした黒はカビの可能性があり、公式FAQは交換をすすめています。トレイやタンクのピンク色のぬめりは雑菌が増えたサインで、柔らかいスポンジでの水洗い、フィルターの重曹洗浄(4.0Lに約150g・約60分)、トレイカバー搭載機はカバー交換で対処します。

  • 塩素系漂白剤・カビ取り剤は使用禁止。取扱説明書は「塩素系・酸性タイプの洗剤は使わない(有毒ガスが発生)」と警告
  • 重曹で洗っても臭いが取れない、黒い点が出たフィルターは交換
  • 吸気グリルとフィルターを外して運転しても臭う → 本体内部の汚れ。メーカーの内部清掃は保証期間内でも有料
  • 「抗菌」加工は繁殖を抑えるもので、カビが生えない保証ではない
ダイニチ加湿器フィルター・トレイの汚れを色別に原因と対処で整理した早見表

汚れの色別 早見表(ダイニチ公式FAQより)

色・見た目公式の説明対処
白・クリーム色(塩のよう)水道水のミネラル分が溜まり結晶化上部が乾いて硬ければクエン酸洗浄(4.0Lに約25g・30分〜2時間)
茶色・黄色・黒色(全体的)ミネラル分、水の汚れ、部屋の汚れが付着。使用条件により内部部品の影響もクエン酸洗浄。臭いがあれば重曹。薄まらなければメーカーへ相談
点々と黒いカビが繁殖している可能性水を吸い上げていれば使えるが、清潔に使うには交換を推奨
ピンク・赤っぽいぬめり(トレイ・タンク)色の個別記述はなし。お手入れせずに使うと雑菌やカビが繁殖し悪臭の原因(説明書)タンク・トレイをスポンジで水洗い、フィルターは重曹、トレイカバー・Ag+アタッチメントは交換

ピンク汚れ・ぬめりの落とし方(手順)

抗菌気化フィルターとは、水を含ませて風を当て、水を気化させて加湿するダイニチ加湿器の消耗部品で、抗菌・防カビ加工が施されたものです。説明書の記載は「トレイ内の雑菌・カビの繁殖を抑えます」であり、汚れが付かない・カビが生えないという意味ではありません。ピンク色のぬめりは、タンクの水替えやトレイの水洗いが抜けたときに出やすい汚れです。

  1. 運転を停止し、送風ファンが止まってから電源プラグを抜く。
  2. タンクの水を捨て、少量の水を入れて振り洗い。ぬめりは柔らかいスポンジで落とす(傷がつくスポンジや洗剤は破損の原因)。
  3. トレイを水平に引き出して水を捨て、トレイ仕切板を外す。トレイは柔らかいスポンジで水洗い。フロートと発泡スチロールは外さない。
  4. フィルターは40℃以下のぬるま湯4.0Lに重曹約150g(HD-RX324など小型機は1.5Lに約50g)を溶かし、約60分浸け置き。
  5. 水道水で2分以上すすぐ(すすぎ不足は臭いの原因)。
  6. カンタン取替えトレイカバー搭載機は、1シーズンを目安にカバーを交換。公式FAQは臭い対策としてカバー交換を推奨。
  7. タンクキャップのAg+抗菌アタッチメントEXは1シーズン目安で交換。クエン酸で洗わない(効果が失われる)。
  8. フィルター→トレイ仕切板の順にセットし、お手入れリセットボタンを約3秒押す。

ダイニチの公式コラムでは、タンクの水は毎日替え、気化フィルターとトレイは2週間に1度程度外して水洗いするのが基本とされています。

黒い点・黒ずみは「洗う」か「交換」か

公式FAQは、点々と黒くなったフィルターは「カビが繁殖している可能性」があり、水を吸い上げていれば製品としては使えるものの、清潔に使うには交換をすすめています。全体的に黒っぽく・茶色っぽく変色した場合はクエン酸洗浄、臭いがあれば重曹洗浄を行い、それでも薄まらないときはメーカーに相談と案内されています。

見分け方の目安は、指で触ってザラザラして硬ければミネラルの結晶、斑点状・点状に黒く広がっていればカビの疑いです。カビの疑いがあるものを強くこすったり、もみ洗いするとフィルターが破損します(説明書:強い力を加えない)。

ダイニチ加湿器フィルターの汚れを見て洗うか交換するかを判断するフローチャート

※図はイメージです。

使ってはいけないもの

  • 塩素系漂白剤(キッチンハイター等)・塩素系カビ取り剤・酸性タイプの洗剤:説明書の警告「有毒ガスが発生し、健康を害する原因になります」。クエン酸と塩素系の併用も禁止
  • 給水に次亜塩素酸水、塩素系除菌消臭剤、アロマオイル:公式FAQで故障・火災の原因として禁止
  • 本体の拭き掃除にアルコール・ベンジン・シンナー・アルカリ洗剤・漂白剤
  • 40℃以上のお湯、規定より濃い洗浄液、タンク・トレイへの洗剤や硬いスポンジ

酸素系漂白剤(オキシクリーン等)は、ダイニチの説明書・FAQに可否の記載がありません。記載があるのはクエン酸と重曹(一部機種はワイドマジックリン粉末)だけなので、当店としてもそれ以外は推奨しません。

健康面で知っておきたいこと

厚生労働省は、レジオネラ症のエアロゾル感染源として「冷却塔水、加湿器や循環式浴槽など」が報告されているとし、超音波振動などの加湿器では毎日水を入れ替えて容器を洗浄するよう案内しています。ダイニチの説明書にも「お手入れせずに使用を続けると、雑菌やカビが繁殖し悪臭の原因」「体質によっては、過敏に反応し健康を損なう原因」とあります。加湿器を使い始めてから咳や発熱、息苦しさが続く場合は、使用を中止して医療機関を受診してください。施設での管理は加湿器のレジオネラ対策にまとめています。

交換すべきサイン

  • 点々と黒くなっている(カビの可能性)
  • 重曹で洗浄しても臭いが取れない
  • 傷み・型くずれがひどい
  • クエン酸洗浄しても上部が乾いて硬いまま

当店(楽天市場店)の加湿フィルター購入者レビュー123件(2026年10月集計)のうちダイニチ対応品は42件で、「洗っても臭いがすることが多いので、割り切って使い捨てとして」と臭いを理由に交換へ切り替えた声がありました。「におい」を話題にしたレビューは42件中2件と少なく、多くは交換時期や価格が購入理由でした(母数が小さい点はご留意ください)。

当店の互換フィルター(純正品ではありません)

当店は家電の互換交換フィルター専門店です。ダイニチ対応ではH060520 互換品(HD-LX1020・HD-LX1220・HD-LXC1200C用)、洗わずに替えるH060522 使い捨てタイプ 互換品(HD-LX1019・LX1020・LX1219・LX1220用)、H011502 Ag+抗菌アタッチメント 互換品(HD-RX320・HD-LX1220・HD-RXT524用)を扱っています。全品送料無料、在庫品は1〜2営業日以内に発送、対応機種記載の本体で合わなければ未使用品に限り到着30日以内に返品・交換(返送料当店負担)です。当店フィルター素材の抗菌性能はJIS L 1902 試験の読み方、型番の選び方はH060520とH060522の違いをご覧ください。

ベスター本舗のダイニチ対応 H060522 使い捨てタイプ 互換フィルター ベスター本舗のダイニチ対応 H011502 Ag+抗菌アタッチメント 互換品

よくある質問

Q. ダイニチ加湿器のトレイがピンク色にぬめるのはなぜ?

ダイニチは色別の説明はしていませんが、説明書で「お手入れせずに使用を続けると、雑菌やカビが繁殖し悪臭の原因」と注意しています。毎日の水替えと2週間に1回程度のトレイ水洗い、フィルターの重曹洗浄で対処し、トレイカバー搭載機はカバー交換が公式の推奨です。

Q. フィルターの黒い点はカビ?洗えば使えますか?

公式FAQは「カビが繁殖している可能性」とし、水を吸い上げていれば使えるが、清潔に使うには交換をすすめています。

Q. ハイターやカビキラーは使えますか?

使えません。説明書は塩素系・酸性タイプの洗剤を禁止しています(有毒ガスの原因)。フィルターの臭いには重曹、水アカにはクエン酸を別々に使います。

Q. 重曹の量と時間は?

40℃以下のぬるま湯4.0Lに約150g、約60分(HD-RXT524・LX1224)。小型のHD-RX324は1.5Lに約50gです。その後、水道水で2分以上すすぎます。

Q. 吸気グリルとフィルターを外して運転しても臭いのですが

公式FAQでは本体内部の汚れが原因で、技術者による分解・清掃が必要とされています。保証期間内でも有料です。トレイカバー搭載機はカバー交換も推奨されています。

参考資料

関連記事

※当店の商品は互換品であり、各メーカーの純正品ではありません。記載のメーカー名・型番は対応機種を示すためのものです。お手入れ方法は必ずお使いの機種の取扱説明書もご確認ください。