2026/11/06 09:00

この記事の結論

ダイキン加湿空気清浄機の加湿トレー(水トレー)は、取扱説明書で「約1か月に1度、またはニオイや汚れが気になるとき」に水洗いするよう案内されています。水あかにはクエン酸を溶かしたぬるま湯か水に浸したやわらかい布やブラシを使い、ニオイが気になるときは重曹を使います。トレーの中にあるフロートと銀イオンカートリッジは外さず、銀イオンカートリッジにはクエン酸・重曹の液をかけないのが要点です。ぬめりやピンク色の汚れは、水が停滞した場所にできる生物膜で、毎日の残水捨てと水の入れ替えで予防します。

  • 頻度:約1か月に1度+ニオイ・汚れが気になるとき。残水は給水のたびに捨てる
  • 水あか(白や茶色):クエン酸液に浸した布・ブラシでこすり、水で流す
  • ニオイ:重曹(CLUB DAIKINのお手入れ記事)。ぬめり:やわらかいブラシで落とす
  • フロート・銀イオンカートリッジは取り外さない。カートリッジは重曹・クエン酸で洗わない
  • 使うのは水道水のみ。浄水器の水・ミネラルウォーター・井戸水は雑菌が繁殖しやすい
ダイキン加湿トレー周辺の部位別お手入れ早見表(トレー・フロート・銀イオンカートリッジ・水タンク・加湿フィルター)

トレーが汚れやすい理由と汚れの見分け方

加湿トレーとは、水タンクから少しずつ供給された水をためておき、回転する加湿フィルターユニットに水を含ませるための受け皿のことです。常に室温の水がたまり、加湿フィルターを通ったホコリも落ちるため、本体の中でもっとも汚れがたまりやすい部品です。東京都保健医療局の資料では、加湿器の給水タンクや給水トレイなど水が停滞しているところは「ぬめり(生物膜)が作られやすい環境」とされています。

見た目正体(公的資料・取説の記述)対処
白い・茶色いザラつき、固まり水あか。水に含まれるミネラル分が気化時に残ったものクエン酸液に浸した布・ブラシで除去
ぬるぬるした膜、ピンク色の汚れ水が停滞した場所にできる生物膜(ぬめり)やわらかいブラシで落とし、水で流す。残水を毎日捨てる
黒い点、綿状の汚れ水気が残ったままだとカビが発生する原因(取説)洗浄後に日陰でよく乾かす。落ちなければ部品交換を相談
たまった水の変色水質や環境により水あかなどで変色(取説)異常ではないが、お手入れする

すっぱいニオイや生乾き臭がトレーから出ている場合は、ニオイの切り分けを加湿フィルターのお手入れ方法|クエン酸つけ置きの手順と合わせて確認してください。

加湿トレーの掃除手順(取扱説明書に基づく)

  1. 運転を停止し、電源プラグを抜く。
  2. 水タンクを取り外す。
  3. 加湿トレーを少し上に持ち上げてから、ゆっくり引き出す(水が入っていると波打ってこぼれるため)。持ち運ぶときはトレーの下部を持つ。
  4. 加湿フィルターユニットを枠の外周を持って取り出し、別に洗う(クエン酸:水3Lに大さじ2、40℃以下で約2時間つけ置き)。
  5. トレーの水を捨て、水洗いする。細部の汚れはやわらかい布やブラシ、綿棒で落とす。
  6. 水あかのある部分は、クエン酸を溶かしたぬるま湯(約40℃以下)または水に浸したやわらかい布やブラシでこすって取り除く。このとき銀イオンカートリッジに液がかからないようにする。
  7. 最後に水で洗い流す。フロートが上下にスムーズに動くことを確認する。
  8. 加湿フィルターユニットの軸をトレーの溝にはめ、トレーを奥まで押し込み、水タンクを取り付ける。

ニオイが気になるときは、CLUB DAIKINのお手入れ記事で「ニオイが気になる場合は重曹を使います」と案内されています。このときもクエン酸や重曹の液に銀イオンカートリッジを浸けないでください。ヌメリ抑制効果が失われます。

加湿トレーの構造(フロート、銀イオンカートリッジ、加湿フィルターユニットの軸を受ける溝)と、液をかけてはいけない部分の模式図

※図はイメージです。

フロートが外れたとき・固まったとき

フロートは水位を検知して給水ランプを制御する部品です。水あかで固まると、水があるのに給水ランプが点いたままになり加湿が止まります。ダイキンFAQ「給水ランプが消えない」の手順は、トレーを水洗いし、水あかをクエン酸液に浸した布やブラシで取り除き、よくすすぐというものです。フロートが外れた場合は、フロートの突起部をトレーの突起部に載せ、軸をトレーの穴に差し込みます。トレーに水を入れて浮くことを確認し、必ず水を捨ててから本体に取り付けます。

毎日・毎月のルール

タイミングやること根拠
給水のたびトレーの残水を捨てる。タンクは少量の水を入れキャップを締めて振り洗い取説「加湿トレーの残水は毎日捨てる」
毎日タンクの水を新しい水道水に入れ替える取説・東京都の加湿器チェックポイント
約1か月に1度トレーと加湿フィルターユニットを洗う取説・CLUB DAIKIN
加湿を使わない期間タンクとトレーの水を捨て、洗って日陰でよく乾かす取説「水気が残っているとカビの発生の原因」

やってはいけないこと

  • フロート、銀イオンカートリッジ、発泡スチロール部品を外す(加湿できなくなる、ヌメリ抑制効果が失われる)。
  • 銀イオンカートリッジをクエン酸液・重曹液に浸す、液をかける。
  • 塩素系や酸性の洗剤を使う。取扱説明書では有毒ガスや樹脂の劣化・ひび割れの原因として禁止されています。次亜塩素酸などの化学薬品を入れた水も使えません。
  • 40℃以上のお湯、硬いタワシ、直射日光やドライヤーでの乾燥。
  • 空気清浄運転だけのときにトレーやタンクに水を入れたままにする(汚れや水あかでカビや雑菌が繁殖し、悪臭の原因)。

交換を考えるサイン

銀イオンカートリッジは「交換不要」とされていますが、使用環境により交換が必要になる場合があるとダイキンは注記しています。トレーに水あかが固着して落ちない、フロートが動かなくなった場合は販売店やダイキンコンタクトセンターに部品交換を相談してください。トレーを洗ってもニオイが戻るときは、加湿フィルター側に汚れが残っていることが多く、お手入れしても取れなければ加湿フィルターの交換時期です。見極めは加湿フィルターの交換サインにまとめています。

当店のダイキン対応 互換フィルター

当店では、ダイキン加湿空気清浄機用の互換加湿フィルター(KNME043B4、KNME080A4など)と、集じん・加湿・脱臭フィルターのセット(ACK55M・MCK55M用)を扱っています。メーカー純正品ではない互換品です。全品送料無料、在庫品は1〜2営業日以内に発送、対応機種に記載の本体で合わなければ未使用品に限り到着30日以内に返品・交換(返送料当店負担)します。対応機種は対応型番一覧(シャープ・ダイキン)をご確認ください。

ダイキン ACK55M・MCK55M対応 互換フィルターセット KAFP017B4・KNME017C4・2140795(当店商品)

よくある質問

Q. トレーのピンク色のぬめりはカビですか?

公的資料では、水が停滞する場所にできる「ぬめり(生物膜)」として扱われ、レジオネラ属菌のすみかになりやすいとされています。カビかどうかに関わらず、やわらかいブラシで落として水で流し、残水を毎日捨てることで予防してください。体調に異常があったときは医師に相談するよう取扱説明書にも記載があります。

Q. 銀イオンカートリッジは洗ってもいいですか?

水洗いの際に外す必要はなく、外してはいけません。クエン酸や重曹の液に浸けたり、かけたりするとヌメリ抑制効果が得られなくなります。

Q. 台所用洗剤は使えますか?

水タンクの内側や本体の汚れには「薄めた台所用中性洗剤」が取扱説明書に記載されています。トレーも中性洗剤なら問題ありませんが、洗剤が残らないよう十分にすすいでください。塩素系・酸性の洗剤は不可です。

Q. トレーにたまった水が茶色くなります。

取扱説明書に「ご使用の水質や環境により、加湿トレーにたまった水が水あかなどにより変色することがあります。その場合もお手入れしてください」とあります。異常ではありませんが、洗う間隔を短くしてください。

Q. 加湿を使わない夏はどうすればいいですか?

電源プラグを抜き、タンクとトレーの水を捨ててお手入れし、本体内部を日陰でよく乾かします。空気清浄運転だけを使うときも、タンクとトレーに水を入れないでください。

参考資料

関連記事

※当店の商品は互換品であり、各メーカーの純正品ではありません。記載のメーカー名・型番は対応機種を示すためのものです。お手入れ方法は必ずお使いの機種の取扱説明書もご確認ください。