2026/11/03 18:00

この記事の結論

シャープ加湿空気清浄機の取扱説明書で加湿フィルターに使えるのは、台所用合成洗剤(粉末)・重曹・クエン酸の3つです。重曹はニオイ向けで水1Lに約36g(旧機種は約60g)、クエン酸は白い固まり向けで1Lに約6g。一方、取扱説明書の「本体やフィルターのお手入れに使わないでください」のリストには漂白剤が含まれており、オキシクリーン(酸素系漂白剤)もハイター(塩素系漂白剤)も指定外です。指定以外の洗剤は変形・変色・割れ(水もれ)の原因になると記載されています。

  • 重曹:○ ニオイが取れにくいとき(1Lに約36g、約30〜60分)
  • クエン酸:○ 白い固まり(1Lに約6g、約2時間、40℃以下)
  • オキシクリーン・ハイター:× 「漂白剤」として使用不可
  • 住宅用アルカリ性洗剤・スプレー式洗剤・クレンザー:× 使用不可リスト
シャープ加湿フィルターに使える洗浄剤・使えない洗浄剤の早見表(取扱説明書より)

取扱説明書が指定している洗浄剤は3つ

KC-G50・KI-NS70などの取扱説明書は、「汚れがひどいとき、ニオイが気になるとき」として次の表を載せています。重曹とは、炭酸水素ナトリウムの一般的な呼び名のことです。取扱説明書では「薬局・薬店でお求めになれます」と案内されています。

症状洗浄剤使用量つけ置き時間
水あかが取れにくい・ニオイがする台所用合成洗剤(粉末)洗剤に記載の使用量約30〜60分
水あかが取れにくい・ニオイがする重曹水1Lあたり約36g(大さじ4杯)約30〜60分
白い固まりが取れにくいクエン酸水またはぬるま湯(約40℃以下)1Lあたり約6g約2時間

重曹の量は世代で異なります。KC-C150・KC-W35・KC-Z40のサポートページでは「水1Lに重曹60g、つけ置き約30分」、KC-G50・KC-J50・KI-NS70・KI-JS40の取扱説明書では「約36g、約30〜60分」です。必ずお使いの機種の記載に従ってください。

シャープ取扱説明書・サポートページにおける重曹の指定量の比較。旧機種(KC-C150・KC-W35・KC-Z40)は水1Lに60g・約30分、KC-G50以降(KC-G50・KC-J50・KI-NS70・KI-JS40)は36g・約30〜60分

オキシクリーンが使えない理由

オキシクリーンは、販売元の公式サイトで「酸素系漂白剤」と分類されている製品です。シャープの取扱説明書は、本体やフィルターのお手入れに「漂白剤」「漂白剤クリーナー」を使わないよう図示しており、酸素系か塩素系かの区別はありません。つまり、オキシ漬けは取扱説明書上は指定外の方法です。指定以外の洗剤を使うと変形・変色・割れ(水もれ)の原因になると明記されているため、加湿フィルターの黄ばみが気になる場合も、まずは台所用合成洗剤か重曹のつけ置きを試してください。

ハイター(塩素系)が使えない理由

キッチンハイターは花王の製品ページで成分が次亜塩素酸ナトリウム、液性がアルカリ性とされている塩素系漂白剤です。シャープの取扱説明書は「漂白剤」の使用不可に加え、KC-J50・KI-NS70ではタンクに「次亜塩素酸などを入れない(ひび割れ・水もれ・異臭の原因)」と記載しています。さらに花王は、酸性タイプの製品と混ざると有害なガスが発生して危険だと注意しています。クエン酸は酸性なので、同じフィルターやトレーに塩素系漂白剤とクエン酸を続けて使うのは避けてください。

重曹でニオイを取る手順(KC-G50の取扱説明書)

  1. 運転を停止し、差込プラグを抜きます。
  2. タンクを外し、トレーを少し持ち上げて引き出します。加湿フィルターはトレーに入れたまま運び、分解しません。
  3. 大きめの容器に水またはぬるま湯(約40℃以下)を入れ、1Lあたり約36g(大さじ4杯)の重曹を溶かします。旧機種は60g・約30分の指定なので取扱説明書で確認します。
  4. 加湿フィルターを沈め、約30〜60分つけ置きします。
  5. 重曹が残らないよう十分に水ですすぎます。すすぎが不十分だとニオイや本体の変形・変色の原因になります。
  6. 元どおり取り付け、運転を開始してリセット用ボタンを3秒以上長押しします。

白い固まりも付いているときは、別の回にクエン酸(1Lに約6g、約2時間)でつけ置きします。手順の詳細は「加湿フィルターのお手入れ方法|クエン酸つけ置きの手順」をご覧ください。

やってはいけないこと

  • 指定外の洗浄剤(漂白剤、オーブンクリーナー、クレンザー、アルカリ性の住宅・家具用合成洗剤、スプレー式洗剤、柑橘類由来成分を含む洗剤、シンナー、ベンジン、アルコール、金属タワシ、みがき粉)
  • 40℃以上のお湯を使う、濃度や時間を自己判断で増やす
  • 重曹とクエン酸を同じ容器に入れる(取扱説明書は別々のつけ置きとして案内)
  • すすぎを省く、水あかを残したまま使う(水もれの原因)
  • 加湿フィルターを分解する、強い力でこする(形がくずれる)

それでもニオイが取れないときは交換

取扱説明書には、タバコや焼肉など強いニオイの環境や、トレー・タンクの水に雑菌が繁殖した場合は、数週間から数カ月でフィルターからニオイが発生し、交換が必要になる場合があると記載されています。お手入れしても水あかやニオイが取れない、変色(黒色・黄色)がひどい、白い固まりが全面に付いた、型くずれした加湿フィルターは交換のサインです。当店(楽天市場店)の加湿フィルター購入者レビュー123件(2026年10月集計)でも、シャープ対応品51件のうち「におい」に触れた4件はいずれも交換後の改善を書いたもので、「かび臭かったものが全くなくなり」「匂いが気になってきたため交換しました」という声でした。母数は小さいですが、洗っても戻らないニオイは交換で解決することが多いようです。

当店の対応商品(互換品)

いずれも互換品で、シャープの純正品ではありません。互換品も取扱説明書と同じ方法でお手入れしてください。全品送料無料、在庫品はご注文から1〜2営業日以内に発送、商品名記載の本体で合わなければ未使用品は到着30日以内に返品・交換(返送料当店負担)で対応します。当店の加湿フィルター素材はJIS L 1902に基づく抗菌性試験を実施しています(試験結果の読み方)。抗菌加工はカビが生えないことを保証するものではなく、お手入れは必要です。

FZ-AX80MF互換 加湿フィルター 枠付き(ベスター本舗)

型番が分からないときはお問い合わせフォーム(平日10〜17時)へ。「対応型番一覧|シャープ・ダイキン」も参考にしてください。

よくある質問

Q. オキシ漬けで黄ばみは落ちますか?

シャープの取扱説明書では漂白剤は使用不可です。黄色や赤色の汚れは水道水中のミネラルや鉄分で異常ではないとされ、変色がひどい場合は交換が案内されています。

Q. 重曹は毎回使うものですか?

いいえ。通常は1カ月に1回程度の水洗いで、ニオイが取れにくいときに重曹のつけ置きを行う位置づけです。

Q. ウタマロやマジックリンのような家庭用洗剤は?

取扱説明書の使用不可リストには、アルカリ性の住宅・家具用合成洗剤やスプレー式洗剤が含まれます。指定は「台所用合成洗剤(粉末)」です。

Q. セスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムは?

取扱説明書に記載がなく、指定外です。過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤の主成分として知られ、漂白剤に該当します。

Q. 互換フィルターでも同じ洗い方ですか?

同じです。当店の互換品も本体の取扱説明書の方法でお手入れし、ニオイや水あかが取れなくなったら交換してください。

参考資料

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※当店の商品は互換品であり、各メーカーの純正品ではありません。記載のメーカー名・型番は対応機種を示すためのものです。お手入れ方法は必ずお使いの機種の取扱説明書もご確認ください。