2026/11/05 18:00
この記事の結論
ダイキン加湿空気清浄機の加湿フィルターが回らないとき、故障と決める前に確認すべき点が6つあります。ダイキン公式FAQ「加湿しない(空気清浄機)」と取扱説明書の順に見ると、設定湿度に達して停止しているだけのケース、加湿フィルターユニットの軸が加湿トレーの溝にはまっていないケース、加湿トレーが奥まで入らず給水ランプが点いているケース、フロートが水あかで固まっているケースが代表的です。
- 目標湿度に達すると加湿フィルターユニットは止まる(正常動作)
- 加湿入/切ランプが消えていれば加湿が「切」になっている
- 加湿フィルターユニットの「軸」を加湿トレーの「溝」にはめ込む
- 給水ランプが点いたまま → トレーを奥まで押し込む。フロートの水あかを落とす
- ニオイセンサーランプ点滅 → 脱臭フィルターユニットの付け直し(風量と加湿量が下がる)
- 「ファン停止」設定中は、給水ランプ点灯でファンも加湿フィルターも止まる
「回らない」の前に知っておきたい気化式のしくみ
気化式加湿とは、水を含んだフィルターに風を通し、水分だけを蒸発させて加湿する方式のことです。ダイキンの加湿空気清浄機は、円盤状の加湿フィルターユニットがゆっくり回転してトレーの水をくみ上げ、そこに風を当てて加湿します。取扱説明書(MCK55ZJ)には「お部屋の湿度が、加湿運転の目標湿度に達すると、加湿運転を停止します」とあるため、回っていない時間があるのは正常です。また「湿度が高いときや寒い日は、水の減りかたはゆっくりになります」とも書かれています。
| 症状 | よくある原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 回らない・水が減らない | 目標湿度に到達/加湿が「切」/軸が溝に未装着/ファン停止設定 | 湿度設定と加湿ランプを確認、ユニットを付け直す |
| 給水ランプが消えない | 加湿トレーが奥まで入っていない/フロートが外れた・水あかで固着 | トレーを押し込む、フロートをクエン酸で手入れ |
| 回るが湿度が上がらない | 部屋が広い・換気が多い・設定「ひかえめ」・風量「しずか」 | しつど設定「高め」、風量を強く |
| 給水ランプ点灯中なのに回る | トレーの残水を減らすため約90分回り続ける仕様 | 異常ではない |
| ギシギシ音がする | トレーやユニットに水あかが付着 | お手入れ(下記) |
ダイキン公式FAQの確認順
- 湿度設定を確認する。設定湿度に達していると加湿運転は止まります。湿度を上げたい場合はしつど設定を「高め」にします。
- 加湿入/切ランプを確認する。消えていれば加湿ボタン(またはコースボタン)を押します。ゆっくり点滅している場合は停止後の「加湿フィルター乾燥運転」中で、異常ではありません。
- 軸が溝にはまっているか確認する。加湿フィルターユニットの軸を加湿トレーの溝にはめ込み、トレーを奥まで押し込みます。取扱説明書には「加湿トレーに加湿フィルターユニットが正しく取り付けられていないと、加湿トレーが本体に取り付けられません」とあり、トレーを本体に入れた後にユニットを手で無理に回すのは故障の原因になるので避けます。
- 給水ランプが点いていないか確認する。点いている場合、水があってもトレーが正しく付いていないか、フロートが動いていません。フロートが外れた・水あかで固まった場合の対処は次の章へ。
- ニオイセンサーランプ(機種によりクリーンモニターランプ)が点滅していないか確認する。脱臭フィルターユニットが正しく付いていないと風量が下がり、加湿性能も下がります。固定ツマミをロックして付け直します。
- 「給水ランプ点灯時の風量制限」を確認する。「ファン停止」に設定していると、給水ランプが点灯した時点でファンと加湿フィルターが止まります(MCK55ZJなど設定機能のある機種)。
※図はイメージです。
フロートが水あかで固まっているときの手入れ
フロートとは、加湿トレー内で水位に合わせて浮き沈みし、給水ランプの点灯・消灯を切り替える部品のことです。ダイキンFAQ「給水ランプが消えない」では、フロートが外れていないか、水あか(カルキ汚れ)で固まって動かなくなっていないかを確認するよう案内しています。
- 電源プラグを抜き、水タンクと加湿トレーを取り外す。
- 加湿トレーを水洗いする。
- 水あかは、クエン酸を溶かしたぬるま湯または水に浸したやわらかい布やブラシで取り除く。銀イオンカートリッジに液がかからないよう注意する。
- 水でよくすすぎ、フロートがスムーズに動くことを確認する。
- フロートが外れていた場合は、突起部をトレーの突起部に載せ、軸をトレーの穴に差し込んで戻す。トレーに水を入れて浮くことを確認し、水を捨ててから本体に取り付ける。
フロートと銀イオンカートリッジは取り外さないでください。フロートを外すと加湿運転ができなくなります。加湿フィルター自体の水あか落とし(クエン酸:水3Lに大さじ2、40℃以下で約2時間)は加湿フィルターのお手入れ方法|クエン酸つけ置きの手順をご覧ください。
回転音の見分け方
取扱説明書とFAQでは、加湿運転中の音を次のように説明しています。異常音とそうでない音の区別に使えます。
やってはいけないこと
- トレーを本体に入れたまま加湿フィルターユニットを手で回す(故障の原因)。
- フロートや銀イオンカートリッジを外す。フロートを外すと加湿できず、カートリッジは重曹・クエン酸で洗うとヌメリ抑制効果が失われます。
- 部品を外したまま運転する。風量ランプが4つ同時に点滅し、ファンが止まることがあります。
- 浄水器の水・ミネラルウォーター・井戸水の使用(カビや雑菌が繁殖する原因)。
交換を考えるサイン
取扱説明書には「加湿フィルターに水あかや汚れが付着していると性能が低下します」「水あかが付着したまま運転すると加湿量の低下や、水漏れの原因になります」とあります。クエン酸でつけ置きしても白い固まりが落ちない、回転が重くギシギシ音が続く、お手入れ後も水の減りが戻らないときは、加湿フィルターの交換時期です。交換目安「約10年」は1日8時間・1シーズン6か月・定期的なお手入れが前提で、使い方によって早まります。交換の判断材料は加湿フィルターの交換サインにもまとめています。
当店のダイキン対応 互換加湿フィルター
当店ではKNME080A4互換(MCK40W・MCK55U・MCK55T・MCK55TKS用、2枚入り)、KNME043B4互換(ACK70N・MCK70S・MCZ70P用)などを扱っています。メーカー純正品ではない互換品です。全品送料無料、在庫品は1〜2営業日以内に発送し、対応機種に記載の本体で合わなければ未使用品に限り到着30日以内に返品・交換(返送料当店負担)します。型番の見つけ方はフィルターの型番の調べ方をご覧ください。
よくある質問
Q. 加湿フィルターは回っているのに水が減りません。
気化式のため室温が低い・湿度が高いと水の減りは遅くなります。それ以外では加湿フィルターの水あかや汚れで性能が落ちている可能性があるので、お手入れしてください。ニオイセンサーランプが点滅していれば脱臭フィルターユニットの付け直しも必要です。
Q. 新しい加湿フィルターに替えたら回らなくなった・水が飛ぶようになった。
取扱説明書は、枠から外して交換したときに「形を整えて取り付けたか」「2枚とも取り付けたか」「枠の刻印と加湿フィルターの模様が合うように取り付けたか」を確認するよう案内しています(2枚構成の機種)。枠のツメがすべてはまっているか、軸が溝に入っているかも見直してください。
Q. 給水ランプが点いたり消えたりします。
運転中の風量によってトレー内の水が波打ち、フロートが動いて給水ランプが点灯・消灯を繰り返すことがあります。運転を止めて電源プラグを抜き、水タンクに給水してください。
Q. 全部確認しても回りません。歯車や軸の故障ですか?
上記を確認しても改善しない場合は、ダイキンFAQでも点検・修理の依頼を案内しています。駆動部の分解は取扱説明書で禁止されているので、お買い上げの販売店かダイキンコンタクトセンターに相談してください。
Q. 湿度表示がいつも高くて加湿が始まりません。
窓際や冷たい風が当たる場所、北側の部屋や水回りの近くでは本体周辺だけ湿度が高くなることがあります。設置場所を変え、別の湿度計を2〜3時間並べて比べてみてください。
参考資料
- ダイキン よくあるご質問「加湿しない(空気清浄機)」
- ダイキン よくあるご質問「給水ランプが消えない(空気清浄機)」
- ダイキン よくあるご質問「加湿運転中、『ジリジリ』『グー』という音がする」
- ダイキン 取扱説明書検索(MCK55ZJ 取扱説明書 3P695095-5C「故障かな?と思ったら」)
- ダイキン CLUB DAIKIN「意外と簡単!空気清浄機のお手入れ」
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※当店の商品は互換品であり、各メーカーの純正品ではありません。記載のメーカー名・型番は対応機種を示すためのものです。お手入れ方法は必ずお使いの機種の取扱説明書もご確認ください。
