2026/11/01 07:00

この記事の結論

シャープの加湿空気清浄機は、タンクを外してトレーを引き出し、加湿フィルターをトレーごとシンクへ運んで洗います。ここで迷いやすいのが「ツメを外して分解するかどうか」で、これは機種によって違います。KC-L50やKI-HX75、KI-LS70などは分解せずに洗い、KI-LS50などは軸とツメ(5か所)を外して部品を分けて洗います。

  • 頻度:1か月に1回程度(取扱説明書の目安)
  • 白い固まり:クエン酸を水かぬるま湯(40℃以下)1Lに約6g(大さじ2/3杯)溶かし、約2時間つけ置き
  • 水あか・ニオイ:重曹を水1Lに約36g(大さじ4杯)溶かすか、台所用合成洗剤(粉末)を使い、約30〜60分つけ置き
  • クエン酸と重曹は混ぜない。漂白剤・アルコール・金属タワシなどは使えない
  • フィルターわくは交換部品ではないので捨てない
シャープ加湿空気清浄機のトレーを引き出し、加湿フィルターをトレーごとシンクへ運んでつけ置きする流れの図

※図はイメージです

シャープの加湿フィルターは3つの形に分かれる

シャープの加湿フィルターとは、トレーの水を吸い上げ、風を当てて気化させる部品のことです(気化方式)。下の表は、各機種の取扱説明書に書かれている洗い方をまとめたものです。お使いの機種の型番は本体のラベルで確認してください。

本体の例加湿フィルター洗い方(取扱説明書)交換の目安
KC-L50FZ-Y80MFトレーに入れたまま、分解しないで洗う。グレー面が本体正面約10年に1回
KI-HX75FZ-AX80MFトレーに入れたまま、分解しないで洗う。裏表なし約10年に1回
KI-LS70FZ-E100MFトレーに入れたまま。分解して洗うと形がくずれ、加湿性能が落ちる約10年に1回
KI-LS50FZ-G70MF軸を外し、ツメ5か所を外して部品を分け、押し洗いする約10年に1回
KI-NS40FZ-H40MFハンドルを起こして取り出す。フロートとAg+イオンカートリッジは付けたまま洗ってよい約5年に1回

※交換の目安は、加湿空気清浄運転を1日8時間した場合のものです(JEM1426による)。水質によって短くなります。

基本の外し方(分解しないタイプ)

  1. 運転を止めて、電源プラグを抜く。
  2. タンクを取り出す。
  3. トレーを少し持ち上げてから手前に引き出す。
  4. 加湿フィルターはトレーに入れたまま、シンクへ運ぶ。
  5. すすぎ洗いをして水あかを落とす。フロートやトレーシキリは外さない(外れたら説明書の手順で付け直す)。

シャープは「強い力を加えて洗わない」「分解しないで洗う」と案内しています。外したくなる気持ちは分かりますが、この形の機種では枠を開けるのは交換するときだけです。

ツメを外すタイプ(KI-LS50の例)

KI-LS50は、加湿フィルターを灰色と白色の「フィルターわく」で挟み、軸で固定する形です。取扱説明書の手順は次のとおりです。

  1. トレーをシンクへ運び、加湿フィルターを取り出す。
  2. 灰色の面の軸を手で押さえたまま、白色の面の軸を回して外す。
  3. ツメ(5か所)を外し、わく(灰色・白色)と加湿フィルターに分ける。
  4. 加湿フィルターは水かぬるま湯(40℃以下)で押し洗い。わくは水洗いする。
  5. 白色の面の突起を差し込み、ツメ5か所を「カチッ」とはめて、軸を取り付ける(加湿フィルターに裏表はない)。
灰色と白色のフィルターわくで加湿フィルターを挟み、軸とツメ5か所で固定する構造の分解図

※図はイメージです。ブラシでこする、洗濯機で洗う、乾燥機で乾かす(縮みの原因)はしないでください。KI-xS50系のわくの外し方はシャープ公式の動画でも見られます。

汚れが落ちないときのつけ置き

症状使うもの量時間
白い固まりが取れにくいクエン酸水かぬるま湯(40℃以下)1Lに約6g(大さじ2/3杯)約2時間
水あかが取れにくい・ニオイがする重曹水1Lに約36g(大さじ4杯)約30〜60分
同上台所用合成洗剤(粉末)洗剤に書かれた量約30〜60分

つけ置きの後は、洗剤・重曹・クエン酸が残らないよう水で十分にすすぎます。残ると、ニオイや本体の変形・変色の原因になるとされています。汚れがひどいときは、何回か繰り返します。手順の全体は加湿フィルターのお手入れ方法|クエン酸つけ置きの手順で紹介しています。

シャープの取扱説明書に書かれたクエン酸と重曹の量・つけ置き時間の早見表

やってはいけないこと

  • 指定以外の洗剤を使う。取扱説明書では、漂白剤、シンナー、ベンジン、アルコール、クレンザー、みがき粉、オーブンクリーナー、柑橘類の成分(リモネンなど)を含む洗剤、アルカリ性の住宅・家具用合成洗剤、スプレー式洗剤、金属タワシが使えないと書かれています。変形・変色・割れ(水もれ)の原因になります。
  • クエン酸と重曹を混ぜる。泡が大量に出て、汚れやニオイを落とす効果がなくなります。
  • 白い固まりを残したまま使う。水もれや異音の原因になります。
  • フィルターわく・軸を捨てる。交換部品ではないので、新しいフィルターに付け替えて使い続けます。

なお、水や加湿フィルター、トレーに赤・黄・白の汚れが付くことがありますが、シャープは「水道水中のミネラルや鉄分であり、異常ではない」と説明しています。

お手入れ後の戻し方と乾かし方

  • KC-L50は灰色(グレー)の面を本体正面に向けて戻します。
  • お手入れランプは、運転を始めてから加湿ボタン(KC-L50・KI-LS70など)を3秒以上長押しすると消えます。ランプが点いていなくても、お手入れ後は押してリセットします。
  • 長いあいだ加湿運転をしないときは、加湿フィルターとトレーを陰干ししてしっかり乾かします。乾いたら、加湿フィルターは本体に入れたままにしておきます。

交換すべきサイン

10年以内でも、取扱説明書では次の状態になったら交換するよう書かれています。「お手入れしても水あかやニオイが取れない」「黒や黄色の変色・汚れがひどい」「白い固まりがフィルター全面に付いている」「傷みや型くずれがひどい」。見分け方は加湿フィルターの交換サインも参考にしてください。

当店のシャープ用互換加湿フィルター

当店で扱っているのはシャープ用の互換品です(純正品ではありません)。シャープは消耗品に純正品を使うよう案内しており、「純正品以外の使用が原因の不具合は保証期間内でも有償」としています。この点を理解したうえで選んでください。

型番商品名に記載の対応機種(一部)
FZ-Y80MF 枠付きKC-L50・KC-G50・KC-F70・KC-E70
FZ-AX80MF 枠付きKI-JX75・KI-HX75・KI-FX75・KI-EX55
FZ-G70MF 枠付きKI-GS50・KI-HS70・KI-JS70・KI-LS50
FZ-H40MF(FZ-G40SFとの選択可)KI-HS40・KI-JS40・KI-LD50・KI-NS40
ベスター本舗のシャープ用互換加湿フィルター FZ-Y80MF 枠付きの商品写真

当店(楽天市場店)の加湿フィルター購入者レビュー123件(2026年10月集計)のうち、シャープ用の商品は51件で、★5が38件でした。「今年の春に枠ごと捨てました」という方が枠付きを選んだ例があります。一方で「どちらが反対正面か書いておらず分かりにくい」という★3の声もありました。向きは上の表と取扱説明書で確認してください。母数が小さい点はご了承ください。FZ-Y80MFとFZ-AX80MFの違いはこちらの記事、全型番は対応型番一覧にまとめています。全品送料無料で、在庫品はご注文から1〜2営業日以内に発送します。対応機種に記載の本体で合わなかった場合、未使用なら到着から30日以内に返品・交換できます(返送料は当店負担)。

よくある質問

Q. シャープの加湿フィルターのツメはどう外しますか?

ツメを外して分解するのはKI-LS50などの機種です。灰色の面の軸を押さえたまま白色の面の軸を回して外し、ツメ5か所を外します。KC-L50やKI-LS70などは分解せずに洗います。

Q. 加湿フィルターの開け方が分かりません。枠が外れないときは?

まずお使いの機種が「分解しないタイプ」かどうかを表で確認してください。分解するタイプでも、強い力をかけると形がくずれます。取扱説明書や公式動画の手順どおりに外してください。

Q. オキシクリーンやハイターは使えますか?

シャープの取扱説明書では、漂白剤は使えないものに入っています。使ってよいのは、クエン酸・重曹・台所用合成洗剤(粉末)です。

Q. 白い塊がクエン酸で取れません。

クエン酸のつけ置き(約2時間)を何回か繰り返します。それでも白い固まりがフィルター全面に残る場合は、交換の目安です。

Q. 洗った後、すぐ取り付けてもいいですか?

取扱説明書では、すすいだ後は逆の手順で元通り取り付ける流れになっています。長いあいだ使わない場合は、陰干ししてしっかり乾かします。型番が分からないときはお問い合わせください(平日10〜17時)。

参考資料

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※当店の商品は互換品であり、各メーカーの純正品ではありません。記載のメーカー名・型番は対応機種を示すためのものです。お手入れ方法は必ずお使いの機種の取扱説明書もご確認ください。